【所沢】奈美喜屋|「だんごを焼くのが面倒くさい」もうあの味を食べることはできないのか

奈美喜屋(所沢)に来たが店主が出てこない

山口屋武蔵屋と並ぶ名店、所沢の焼きだんごを築いてきた老舗「奈美㐂(喜)屋」にやってきました。雑誌やテレビでも何度も取り上げられ、かつてはダイエー(現:イオン)の前でも屋台を開き所沢市民の舌を虜にしてきただんご屋さんです。しかし、もうここではだんごを食べることが難しくなってきました。

そう聞くと、「人気がありすぎて食べられない」「予約をしないと食べられない」などプラスの意味で想像してしまいますが、そうではありません。ココはとにかく店主のやる気が無いのでだんごを焼いてくれません。

だんごを売らないだんご屋

奈美喜屋(所沢)に来たが店主が出てこない

私達が奈美喜屋を訪れたのは午後12時。店は開いていますが店内には誰もいません。しかしそこには「チャイムを押してください」という張り紙が。

1回では誰も出てきません。もう1回押します。出てきません。

「えぇ…」と落胆しているところに、階段をものすごい勢いで降りてくる齢70くらいのおじいちゃん店主が。すると、

「なにか用?」

と飲食店のそれとは考えられないご挨拶。まあ私達も所沢で生まれ育っているので、だんご屋さんのそのテンションは覚悟してますよ。もちろんここはだんご屋ですから、しかも焼きだんごしか売ってないので焼きだんごを注文します。

奈美喜屋(所沢)は3本以上でないとだんごを焼いてくれない

ちなみにだんごは3本以上からの受付となっていたので「おだんご3つください」と注文。すると、

「今から炭に火を付けるから15分くらいかかるよ」

と塩対応。ただ、老舗の有名だんごを求めて足を運んだので当然「待ちます」と返答。しかも炭焼きのだんごは所沢市内でも数少ない。それだけの価値があります。しかし、

「うーん、20分以上かかるよ」

と。いや、時間伸びてるし…。あからさまに店主の顔が面倒臭そうな感じが出ていたので、思わず「準備するの大変ですか?」と聞いたら、

「うん、面倒臭い」

と。思わず僕たちも笑ってしまいました。もしかしたら昼過ぎくらいなら準備ができてると思ったので「時間を置いてから来ても大丈夫ですか?」と聞いたら、

「いつ来ても同じ」

はいはい。まあそういう感じの店主であることは知っていたので、この雰囲気を理解した私達はそれでも「待ちます」と返答。すると何も言わずに裏に回っていきました。

奈美喜屋(所沢)は過去の栄光か…非常に店内は汚い

しかし、待てど待てど出てこない。チャイムを鳴らしても出てこない。

いるのが分かっているのに居留守を使われています。

この野郎・・・笑

よく見ると店内は営業しているとは思えない散らかり具合。よくある「汚うまい店」とは雰囲気が少し違います。前来たときはこんな感じじゃなかったのにな…。怒りももちろんありますが、それよりも悲しさ・残念な気持ちの方が強くなっていきました。

奈美喜屋を断念

奈美喜屋(所沢)の店構え

結局だんごは焼いてもらえず、店主はあれから出てくることなく、僕たちも諦めることに。

ちなみに今は「3本以上の注文」が必須ですが、去年までは「2本以上」でした。十数年前、ダイエー前に出店してた頃はもちろん1本から注文できました。本当にだんごを焼くのが面倒くさいのだと思います。そして3本頼んでも焼いてくれないし、それならもう「10本以上」とか「予約のみ」とか書けばいいのに。

うーん。「面倒くさい」って堂々と言っちゃうところは特に残念。雑誌や、よくあるだんご屋マップでは必ず奈美喜屋は取り上げられるほどですが、これではむしろ所沢の印象が悪くなってしまうような気がします。所沢市役所のホームページにも奈美喜屋の名前はあります。

奈美喜屋が思っている以上に「奈美喜屋」という店は所沢を代表する焼きだんご屋のはずなのに。それなら看板もチャイムも出さないでほしい。過去の栄光か、奈美喜屋はもう「所沢の焼きだんご」として評価するのは難しいのかもしれません。

ちなみにこの話を山口屋のお母さんに話したところ、「あそこはダイエーで相当稼いだからね」と笑いながら話していました。奈美喜屋の焼きだんごが食べられたとしても、それは昔の味とは違うかもしれません。またそれを後世に伝える気持ちもなさそうですし、少し残念な気持ちになりました。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *