【小手指】山口屋|ホンモノの「所沢焼だんご」を食べるならココ!100年間守り続けた伝統の味

山口屋だんご(所沢)の外観

本日は小手指駅から徒歩15分、所沢入間バイパスから脇道を一本入ったところにある、「山口屋だんご店」にやってまいりました。

山口屋は、所沢でだんご屋を営み始めて100年を超える所沢焼だんご界の大御所。所沢の焼だんごを語るのであれば外すことはできない名店です。

駅から遠い場所に店舗があり、店専用の駐車場もないためアクセスがよい店であるとは言えません。しかし、車で来店した際は店主さんへ「車を駐車するスペースを探しているのですが」とお伝えすれば、向いの保育園のスペースをお借りすることもできるそうです。

もちろん、保育園のスペースは「常時」貸し出しをおこなっているわけではなく、本来は駐車をして良い場所ではないと言えるため、必ず店主さんの許可を得てから学童に注意して駐車を行うようにしましょう。

創業100年!山口屋の焼だんご

山口屋(所沢)営業時間と値段

山口屋の営業時間は10:00~15:30と比較的短く、定休日も月・火曜日と飲食店の割には多く取っているため来店時には注意が必要です。

それでも、一人で店を営業していたり、炭の様子を逐一確認しなければいけないといった労力を考えると、このくらい休みがあっても大変なんだろうなぁという感想を抱きました。

山口屋(所沢)の焼だんごと女将さん

現在は店主さんがほぼ一人でお店を切り盛りしており、だんごが焼き上がるまでは気さくな会話を楽しむことができます。

私たちとこWEBスタッフが所沢の焼だんごについて調査をおこなっているという話をすると、「以前所沢の農家や役所と一緒になって、焼だんご発祥の由来となった陸稲(畑で作られた稲)の米を使った焼だんごを作ったら、まずくて食べられるものではなかった。やっぱりだんごに使う米はおいしい米に限るね」などと教えてくれました。

それ以外にも所沢の焼だんごや山口屋の歴史、他のだんご屋さんとの繋がりについてこと細かく教えて下さったため、所沢に住む小学生の夏の宿題「所沢の焼だんごの歴史調査」にもってこいの店であると感じました。

また、山口屋には雨除けとなる店内や三人掛けベンチも用意がなされているため、だんごが焼き上がるまでの待機時間も快適です。

山口屋(所沢)の焼だんごは炭焼き

山口屋のだんごは炭火を使って焼かれており、注文が入る度に炭に火を入れ直し焼き立てを用意してくれるため、いつ行っても柔らかくおいしいだんごを召し上がれるというのが特徴。

「ガス火でもいいけど、炭火の方がだんごが柔らかく仕上がるし、香ばしさが増す。何より昔は囲炉裏の側にだんごを立てて焼いていたからね」と話すのは三代目店主さん。使う材料だけでなく、焼き方にまでこだわりを持つその姿はとてもストイックです。

陸稲の米を使っただんごの話があったところで、「山口屋さんで使っているお米の品種は何ですか?」と質問をしたところ、「それは誰にも答えられない。それを言ったら真似されちゃうかもしれないでしょ」と、なんと企業秘密

こんな返答から、創業から100年も続く老舗としてのプライドや、だんご一筋で生きているという心意気のようなものを感じますね!

醤油は必ず「深井醤油」これだけはずっと変わらない

山口屋(所沢)の焼だんご

所沢の焼だんごは、だんごの焼き加減を見ながら少しずつ醤油を浸していくため、写真のように時間経過によってだんごの色がどんどんと変わっていきます。

だんごに使っている醤油に関して、一応店主さんに質問をしてみると「深井醤油」を使っているそうです。こちらはあっさりと教えていただくことができました。

深井醤油は「焼だんご」のためだけに作られたのではないか、と思うほどだんごとの相性がよく(色付き、焦げ方、染み方など)、所沢焼だんごには絶対にかかせないのだとか。確かに調査を進めていく上で、深井醤油を使ってらっしゃるだんご屋さんは比較的多かったような気がしました。

山口屋(所沢)の焼だんご

そんなこんなでだんごが焼きあがりました!山口屋のだんごは一本100円とリーズナブル。複数回に分けて醤油に浸して焼き上げることにより、だんごが琥珀色一色に染まっているかのように見えます。

炭火で焼かれているため香りも非常に香ばしく、だんごの焦げ目のしっかりついてとてもおいしそうです!

山口屋(所沢)の焼だんごを食べるとこWEBスタッフ

一口食べて、スタッフが一言「うん、おいしい!」。笑みと共に思わず声が出たようで、店主さんも「そうでしょ~。うちは他とは違うからね!」と気さくに返してくれました。

山口屋で使われている深井醤油の味はかなりしっかりとしていてコクがあり、店主さんが選び抜いたという米を使っているということもあり、香りと甘みをしっかりと感じるおいしいだんご!米・醤油・作り方においてまで店主さんのこだわりや歴史の深みが伝わってくるかのようです。

山口屋(所沢)の焼だんごの断面

食感については、米のゴロゴロとした感じが強めであると想定していたのですが非常に滑らか。それでいて餅のように弾力が強過ぎるわけではなく、歯切れがとても良いだんごで食べ応えもしっかり!

山口屋にだんごを買いに来ていた女性は、「私は今まで所沢の焼だんごをそれなりに食べてきたけど、山口屋さんでだんごを食べてからはずっとここ一筋なの。店主さんも優しいから、要望を結構聞いてくれるしね」とのこと。

確かにその女性、だんごを5本買った内、4本は持ち帰りで1本は店舗で食べる、店舗で食べるやつは醤油多めといったオーダーをされてらっしゃり、店主さんも快く注文を聞いてらっしゃいました。

こういったところに「町のだんご屋さん」の良さを感じ取ることができますね!

山口屋は所沢焼だんごを語るなら絶対に外せない!

山口屋(所沢)の焼だんご

所沢で焼だんごやを創業してから100年を超える老舗中の老舗、「山口屋だんご店」。

店主さんのこだわりや店の歴史が息づいたその焼だんごは、所沢市内でもトップクラスのおいしさで、常連となる方が多いのも頷ける名店の中の名店でありました。

ネックとなるのは車でも電車でも少々行き辛いという点なのですが、実は所沢の中心である「所沢駅」に居ながらにして山口屋の焼だんごを食べる方法がひとつだけ存在します。なんと、所沢駅直結の西武所沢店内にある「たいやき瀬田商」において、山口屋の焼だんごが毎日販売されています!

たいやき瀬田商で販売されている「焼きだんご」は、今回だんごを焼いてくれた山口屋の店主さん本人から焼き方を伝授された店員が、山口屋と同じ材料を用いて焼いているという本格派。日によっては山口屋店主さん本人が焼いていることもあるそうなので、「山口屋はちょっと遠い…」という人はぜひたいやき瀬田商にて山口屋の焼だんごをお召し上がりください。

ただし、たいやき瀬田商は西武店内にある関係上炭火を使うことができず、ガス火で焼かれた作り置きのだんごを提供していると言うデメリットも。そのため、焼き立てアツアツで柔らかく香ばしい炭火焼きだんごが食べたいという人は、山口屋本店に足を運びましょう。少し遠くても、行く価値は十二分にあると補償します。

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